不登校の中学生が「三者面談に行きたくない」と言ったら?親ができる対応と学校への伝え方(例文つき)

不登校で三者面談に行かない

「三者面談が近いのに、子どもが“絶対行かない”と言っている…」
「親だけ行っていいの?欠席扱い?先生に何を言えばいい?」

不登校の状態で三者面談が入ると、親も子もプレッシャーが一気に上がります。
でも、三者面談は“出席しないとダメ”というものではありません。大切なのは、今の状態に合った形に変えることです。

この記事では、子どもが三者面談を拒否したときに、保護者が取りやすい選択肢を順番に解説します。

目次

不登校の三者面談は「子どもが行かない形」でも進められる

学校側は基本的に「状況を把握して、次の支援につなげる」ために面談を組みます。
不登校の場合、最優先は 本人の負担を増やさないこと。そのため多くの学校で、次のような代替が可能です。

  • 保護者だけの面談(実質“二者面談”)
  • 電話面談 / オンライン面談
  • 本人は別室待機(顔を出さない)
  • 5分だけ参加(挨拶だけ)→残りは保護者のみ
  • 書面(メモ)で本人の気持ちを伝える

「前例がない」と言われても、こちらが“判断しやすい材料”を揃えて提案すると通りやすくなります。

不登校の子どもが三者面談を嫌がる理由

拒否の言葉は短くても、中身は複雑です。
よくある背景はこのあたりです。

  • 先生に何を言われるか怖い(説教・詰問のイメージ)
  • 「学校に来れる?」と聞かれるのが苦痛
  • 不登校の理由を言語化できない
  • 親の前で話したくない(恥ずかしさ・罪悪感)
  • 面談後に状況が悪化しそう(疲弊・自己否定)

なので、親が最初にやるのは「行かせる」ではなく、負担を下げる形に変えるです。

不登校の親が最初にすること(家庭内の声かけ)

子どもが拒否しているときの声かけは、これで十分です。

使いやすい言い方

  • 「行かないでいいよ。今は無理しなくて大丈夫」
  • 「先生には“今はしんどい”って親から伝えるね」
  • 「話さなくてOK。困ってることがあれば、紙に1行でも書けたら助かる」

言わない方がいい言い方(逆効果になりやすい)

  • 「みんなやってるんだから」
  • 「行くだけ行こう」
  • 「先生に失礼」
  • 「このままだと進路が…」

不登校の子にとって、面談は“未来の話”より“今のしんどさ”が勝ちやすいです。まずは安全を確保するのが先です。

不登校の三者面談で学校に伝えるべき選択肢(優先順)

おすすめはこの順です。上から順に“負担が小さい”です。

A)保護者のみで面談(最も現実的)

  • 本人が出ない代わりに、保護者から状況共有
  • 学校側の記録も残りやすい
  • 次の支援(別室登校・保健室・SC・課題対応)につなげやすい

B)電話/オンライン面談

  • 登校の負荷がゼロ
  • 子どもは同席しなくてもOK
  • 学校が対応できるか確認が必要

C)本人は別室待機(顔を合わせない)

  • 学校に来るハードルが高い子には不向きなことも
  • “校門を越える”だけで大仕事になる場合は無理しない

D)挨拶だけ(5分参加)→すぐ退出

  • できる子には良い折衷案
  • ただし「行けるかも」と親が期待しすぎないことが大事

不登校の三者面談で学校への連絡(そのまま使える例文)

メール・連絡アプリ・電話、どれでもOKです。
ここでは文章をそのまま貼って使える形にします。

例文1:三者面談を保護者のみでお願いする(基本形)

件名:三者面談について(本人欠席での実施のお願い)

〇〇先生
お世話になっております。〇年〇組〇〇の母(父)です。

三者面談についてご相談があります。
現在、本人は登校や面談に対して強い不安があり、三者面談へ同席することが難しい状態です。

つきましては、今回は保護者のみで面談をお願いできますでしょうか。
本人の状況や家庭での様子、今後の関わり方について、学校と共有できればと考えております。

面談の形式(保護者のみ/電話・オンライン等)について、学校として可能な方法をご教示いただけますと助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。

(署名)

例文2:面談の“テーマ”を先にお願いする(説教回避)

追加で伝える一文(おすすめ)

「本人が自責感を強めやすい状態のため、登校を迫る話よりも、本人の安心につながる関わり方や、学習面の選択肢について相談させてください。」

これを入れると、面談が“詰める場”になりにくいです。

例文3:面談日を変更したい(体調・情緒が不安定)

件名:三者面談日程の変更のお願い

〇〇先生
お世話になっております。〇年〇組〇〇の母(父)です。

三者面談の件ですが、本人の状態が不安定で、当日までに落ち着く見通しが立たないため、日程の変更をご相談させてください。
保護者のみでの実施も含め、可能な範囲で調整いただけないでしょうか。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

(署名)

面談で不登校の中学生の親が聞くべきことリスト(10項目)

保護者だけで面談する場合、聞くことが“漠然”だと終わってしまいます。
この10個をメモして持って行くのが強いです。

  1. 欠席の扱い(欠席日数、出席停止などの扱いがあるか)
  2. 学習の扱い(課題提出・評価・テストの代替)
  3. 別室対応の可否(保健室・別室登校・登校時間の配慮)
  4. 校内の窓口(担任以外に相談できる人:学年主任・養護教諭・SC)
  5. 本人への連絡方法(頻度・手段:手紙、アプリ、電話)
  6. 家庭での学習支援の選択肢(教材、ICT、外部支援の扱い)
  7. 行事の扱い(参加・不参加時の配慮)
  8. 進路に関する学校の方針(中3なら特に)
  9. 今後の面談の頻度(毎月・学期ごと等)
  10. 「家庭が疲弊しないため」に学校ができること(連絡頻度の調整など)

不登校の場合の面談で言い方に困るところ

学校に伝える内容は、感情より「事実+希望」が通りやすいです。

状況の伝え方(事実)

  • 「朝になると体が動かなくなる日が多いです」
  • 「学校の話題で強い緊張が出ます」
  • 「登校の話をすると塞ぎ込む/怒りが出ることがあります」

希望の伝え方(お願い)

  • 「まずは安心を優先したいです」
  • 「登校を急がせるより、関係を切らない形を作りたいです」
  • 「学習は止めたくないので、家庭でできる範囲を相談したいです」

不登校の三者面談で、よくある不安に答えます(Q&A)

Q1. 子どもが面談に出ないと印象が悪くなりませんか?

保護者が丁寧に連絡し、面談で状況共有ができれば大丈夫です。
むしろ、無理に参加させて悪化する方が学校も困ります。

Q2. 親だけで行くと、先生から厳しいことを言われそうで怖いです

面談の目的を先に“固定”しましょう。
例文2の一文(登校を迫る話ではなく、関わり方と選択肢を相談したい)を入れると空気が変わりやすいです。

Q3. 子どもが「親だけで行くのも嫌」と言います

「学校に行くための話じゃない。あなたを守るための調整をしてくる」と伝えるのが基本です。
それでも難しければ、電話・オンラインで“短時間”にして、親の負担も減らす方向でOKです。

三者面談を乗り切るためには「やり直しを始めていると伝える」

テストが20点台だったり、平均点を大きく下回っていたりすると、面談で先生から厳しい言葉をかけられるのは本当に憂鬱ですよね。

でも、面談の場で「実は今、平均点以下の子に向けた専門の家庭教師で、基礎からやり直しを始めているんです」と伝えることができれば、先生の態度も「しっかり対策してくれているんですね」とガラリと変わります。

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不登校の中学生が「三者面談に行きたくない」時のまとめ

三者面談は、子どもが不登校の状態だと負担が大きくなりやすいですが、「三者面談にこだわらず、今の状態に合う形へ変更する」ことで、親子ともに消耗を減らせます。

  • 子どもが「行きたくない」と言ったら、まずは無理に行かせない
  • 面談は保護者のみ(実質二者面談)でも進められる
  • 学校には「現状」よりも、今後どうしたいか(希望)をセットで伝えると通りやすい
  • 面談で聞くことは、欠席・学習・別室対応・相談窓口など確認項目をメモして臨むと失敗しにくい
  • 「登校を急がせる話は避けたい」など、面談の目的を先に伝えると空気が整いやすい

面談は“説得の場”ではなく、学校と家庭が連携して、子どもが安心できる環境を整える場です。まずは、できる形(保護者のみ・電話・オンラインなど)から一歩ずつ進めていきましょう。

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※不登校の支援の考え方については、文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日)を参照しています。

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この記事を書いた人

この記事を書いた人
さやか
勉強嫌い克服アドバイザー
息子の不登校・成績不振をきっかけに
6社以上のオンライン家庭教師を
実際に比較・体験。保護者目線で
勉強の悩みの解決策を発信中。
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