
「不登校だけど、高校には行けるの?」
「欠席が多すぎて調査書がボロボロ。内申も期待できない。もう進学は無理なんじゃ…」

この不安、本当によく分かります。でも、結論から言います。不登校でも高校受験はできます。内申なし・欠席多めでも進学できるルートは、ちゃんと存在します。
そして、もう一つ大事なことをお伝えします。
まず安心してください。
不登校でも中学校は卒業できます。
学校に籍がある限り、欠席日数が何日であっても卒業できないという制度はありません。
義務教育である中学校は、出席日数に関わらず卒業が認められます。「卒業できないかも」という不安は、まず手放してください。
その上で、この記事では高校受験でぶつかる「内申点・欠席日数・調査書」の問題を整理したうえで、実際に使える進学ルートを全部まとめました。
「どこを目指せばいいか分からない」という親御さんに、少しでも希望の光になれば嬉しいです。
不登校だと高校受験にどんな影響が出る?
不登校の中学生が高校受験で直面するハードルは、主に2つです。
ハードル①内申点が低くなる(または評定不能になる)
内申点とは、中学9教科の成績を数値化したものです。
定期テストを受けていない、授業への参加が少ない状態が続くと、内申点は低くなります。
出席が極端に少ない場合、評定を「/(斜線)」とする「評定不能(評定不可)」の扱いになる地域もあります。
これは内申点がゼロになるわけではなく、内申点の代わりに当日の学力試験の得点などから補完的に判断されます。



内申点・調査書の扱い方は都道府県・高校によって大きく異なるので、詳細は必ず中学校の先生か志望校に確認してください。
ハードル②欠席日数が「審議対象」になる
公立高校では一般的に、3年間の欠席日数が30日を超えると「審議対象」となるケースが多いです(都道府県・学校によって異なります)。
「審議対象」とは、即不合格ではありません。
高校側が個別に事情を考慮して合否を判断する対象になる、ということです。
欠席の理由が明確であれば、自己申告書などで事情を説明することで前向きに評価されることもあります。
~大事なポイント~
文部科学省は「欠席日数のみをもって出願を制限する措置は望ましくない」と通知しています。
欠席が多いからといって、最初から諦める必要はありません。
(参照:文部科学省「高等学校入学者選抜等における配慮事項等について」)
不登校の中学生が使える「進学ルート」全まとめ
内申点・欠席日数の影響を受けにくい進学ルートは、大きく分けて5つあります。
お子さんの状況に合わせて選んでください。
ルート①通信制高校【最もハードルが低い】
通信制高校は、毎日登校する必要がない高校です。
レポート提出・年数回のスクーリング(登校)・単位認定試験で卒業が可能です。
入試は面接・作文のみのところが多く、内申点や欠席日数はほぼ問われません。
不登校の中学生にとって最もハードルが低い進学先です。
- 内申点:ほぼ問われない
- 欠席日数:ほぼ問われない
- 毎日の登校:不要(スクーリングは年数回)
- 卒業資格:全日制と同じ高卒資格が得られる



また、通信制高校と一緒に「フリースクール」や「サポート校」を併用するケースも増えています。
フリースクールは学校ではありませんが、一定の条件を満たせば中学校の「出席扱い」として認められる場合があります。通信制高校入学後も、フリースクールと組み合わせることで「仲間と過ごせる居場所」として機能します。
~注意点~
通信制高校はサポートの手厚さが学校によって大きく違います。
「週5日通えるサポート校型」から「完全在宅型」まで様々。
お子さんの状況に合ったスタイルを選ぶことが大事です。
ルート②定時制高校【毎日少しなら通える子に】
定時制高校は、主に夜間(または午前・午後)に授業を受ける高校です。
授業時間が短いため、学力的・体力的な余裕がある子に向いています。
入試は学力試験・面接・作文が中心で、内申点の比重が低いところが多いです。
卒業には4年かかるケースが一般的ですが、単位制で3年での卒業も可能な学校もあります。
- 内申点:比重が低いケースが多い
- 欠席日数:比較的考慮されやすい
- 登校頻度:毎日(ただし授業時間は短い)
ルート③私立高校のオープン入試【学力で勝負したい子に】
私立高校の中には、内申点を一切使わず当日の学力試験のみで合否を判断する「オープン入試」を採用しているところがあります。
内申点がどれだけ低くても、当日の試験で点数が取れれば合格できます。
ただし、学力がある程度ついていることが前提です。
- 内申点:使用しない(当日試験のみ)
- 欠席日数:問われないケースが多い
- 必要条件:当日の試験で合格点が取れる学力
私立高校でも推薦入試・専願・併願方式の場合は「欠席日数20日以内」などの出願条件が設けられているケースがあります。募集要項を必ず確認してください。
ルート④チャレンジスクール・パレットスクール等【不登校枠】
都道府県によっては、不登校経験のある生徒を積極的に受け入れる「不登校枠」を設けた公立高校があります。
代表的なのは以下の通りです。
| 都道府県 | 学校の名称 | 特徴 |
| 東京都 | チャレンジスクール | 作文・面接のみ。調査書・学力試験なし |
| 東京都 | エンカレッジスクール | 学力試験によらない入試。少人数授業 |
| 大阪府 | クリエイティブスクール | 同様の取り組みを行う公立高校 |
| 埼玉県 | パレットスクール | 不登校経験者向けの入試制度 |
| 神奈川県 | 独自の制度 | 2年次の成績のみ・成績不使用の選択が可能 |
お住まいの地域に同様の制度があるかどうかは、都道府県の教育委員会や中学校の先生に確認してみてください。
ルート⑤公立全日制高校+自己申告書【欠席理由を説明する】
公立全日制高校を目指したい場合、欠席日数が多くても「自己申告書」を提出して事情を説明できる制度がある都道府県があります(東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知など)。
「中1・中2は欠席が多かったが、中3になって登校できるようになった」といった経緯を説明することで、前向きに評価されることがあります。また、内申点が中3のみ・または中2〜中3のみ反映される都道府県では、中3での挽回が有効です。
公立全日制を目指すなら、まず中学校の先生に「調査書への記載内容」「特記事項の記入が可能か」「地域の自己申告書制度」を確認しましょう。
欠席日数別・現実的な進学ルートの目安
欠席日数によって現実的な選択肢が変わります。あくまで目安ですが、整理しておきます。
| 欠席日数の目安 | 狙いやすいルート | 注意点 |
| 年間30日未満 | 公立全日制・私立全日制・通信制 | 選択肢は広い。内申点対策が重要 |
| 年間30日〜60日 | 私立オープン入試・定時制・通信制 | 公立全日制は審議対象になりやすい |
| 年間60日以上(または全欠席) | 通信制・チャレンジスクール等不登校枠・フリースクール併用 | まず通信制を中心に検討 |
欠席日数の扱いは都道府県・学校によって大きく異なります。
上記はあくまで全国的な傾向の目安です。
必ず志望校の募集要項を確認し、中学校の先生か直接高校に相談してください。
高校受験に向けて「今できること」4つ
進学ルートが見えてきたら、次は「今何をすべきか」です。
不登校でも高校受験で戦えるようにするために、今から動けることがあります。
① 中3からでも内申点の挽回を狙う
内申点が中3のみ・または中2〜中3の成績を反映する都道府県なら、今からでも挽回のチャンスがあります。
少しでも登校して定期テストを受ける、提出物を出すだけでも内申点は変わります。
② 英検・漢検などの資格を取っておく
内申点が低い場合、英検・漢検・数検などの資格取得が内申の代わりに評価される高校があります。
特に私立高校では、英検3級以上・漢検3級以上を取得していると入試で加点されるケースがあります。
英検は中学レベルの英語力があれば3級は十分狙えます。
今の学力に自信がなくても、まず英検4級・漢検4級からチャレンジしてみるのがおすすめです。
資格取得の過程で学力もついていきます。
英検・漢検が内申の補完になるかどうかは、志望校によって異なります。
受験前に高校に問い合わせて確認しておきましょう。
③ 学力だけは今からつけておく
どのルートを選んでも、学力は必要です。特に私立オープン入試・公立全日制を目指すなら、当日の試験で点数が取れることが前提になります。
不登校で授業を受けられていない場合、学校の授業と同じペースで勉強するのは難しいです。



大事なのは、今のお子さんの学力に合わせて、基礎から積み上げることです。
④ 第三者のサポートを借りる
不登校の子が学力をつけるにあたって、一番のハードルは「自宅で一人で勉強し続けること」の難しさです。学校には行けなくても、オンラインで先生とつながれる環境があると、格段に取り組みやすくなります。



不登校の子の学習サポートで実績がある「家庭教師の銀河」は、学校に行けない子・勉強が苦手な子への指導に特化しています。
ICTを活用した出席扱いの相談ができる場合もあり、内申対策・英検対策・受験対策まで一貫してサポートしてもらえます。
「うちの子の状況でも対応できる?」という相談だけでもOKです。
まず無料体験で確認してみてください。
60分・完全無料、無理な勧誘は一切ありませんでした
「どの高校が合っているか」の選び方
進学先を選ぶとき、「どこに行けるか」よりも「どんな環境なら前向きに通えるか」を軸に考えることが大事です。
不登校の原因が人間関係・環境ストレスにある場合、全日制高校で毎日同じメンバーと過ごすことが再び苦しくなる可能性があります。一方、通信制は自由度が高い反面、自己管理が求められます。
子どもの性格・今の体調・学力・将来の希望を一緒に考えながら、「高校生活をイメージできるかどうか」で選ぶのが、長続きのコツです。
- 毎日誰かと関わりたい → 全日制・定時制
- 自分のペースで進めたい → 通信制高校
- 学校復帰が不安 → フリースクール併用・サポート体制が充実した通信制
- 大学進学を目指したい → 進学実績のある通信制・オープン入試の私立
- 公立にこだわりたい → チャレンジスクール・エンカレッジスクール・定時制
まとめ:不登校でも進学の道は必ずあります
不登校だから高校に行けない、は間違いです。まず中学校は、欠席日数に関わらず卒業できます。
そして内申なし・欠席多めでも使える進学ルートは複数あります。
- 通信制高校 → ハードルが最も低く、内申・欠席をほぼ問われない。フリースクールとの併用も可能
- 定時制高校 → 内申比重が低く、少しずつ通えるペースに合う
- 私立オープン入試 → 内申不使用・学力試験のみで挑戦できる
- 不登校枠(チャレンジスクール等) → 作文・面接のみ、学力試験なしの公立も
- 公立全日制+自己申告書 → 欠席理由を説明して前向きに評価してもらう
今からできることは「英検・漢検で内申を補う」「基礎から学力をつける」「第三者のサポートを借りる」の3つです。
「もう手遅れかも…」と思っているお母さん・お父さんへ。中3の今からでも、動けば必ず選択肢は広がります。焦らず、お子さんと一緒に、一歩ずつ進んでいきましょう。
\ 無理な勧誘は一切ありませんでした /
オンラインで自宅から受けられます(60分・完全無料)



不登校の子の学力サポートから英検対策・高校受験対策まで相談できます。まずは無料体験で、お子さんに合う先生と出会ってみてください。







